🌙 ABOUT|長夜の芸術祭について
🌙 コンセプト「巡り、観て、ほどけて」
この芸術祭の名前「長夜」は、時間帯としての夜のことではありません。
効率と数字が世界の中心に据えられ、世界を動かすものがどんどん目に見えなくなっていく
——平成からずっと続いてきた、先の見えない長い夜のような時代のことです。
けれど、夜が不安なのは、暗いからではなく、輪郭が見えないから。
だからこの芸術祭は、夜を嘆きません。夜のなかで、目を慣らします。
立ち止まって目を凝らせば、夜にもちゃんと地形がある。光は、はじめからこの街に灯っています。
アーティストが長浜に滞在してつくる作品は、それを見つけて掬い上げた、しるしです。
そして観察者は、アーティストだけではありません。
暮らす人も、訪れる人も、ともに観察者になっていきます。
かつての暮らしには、ハレとケという時間の模様がありました。
ハレは「霁れ」——長雨が上がる瞬間の名前。枯れた気を注ぎ直す、日常を続けていくための回復の仕組みでした。
折り目を失った時間が長夜なら、この祭のまんなかに、折り目を立て直します。
11月7日と8日、着物の日。
ハレとケを切り替える最初の合図は、古くから着るものでした。祝う人にも、偲ぶ人にもひらかれた二日間。袖を通したその身に、折り目が立ちます。
そしてその一枚の糸をさかのぼれば、行き着く先のひとつが長浜——日本最高峰の白生地・浜縮緬が「生まれる」町です。
会期のあいだ、長浜の街には、巡るべきものが置かれています。老舗のいつもどおりの店先。作品が生まれた、その現場そのもの。
見つけた灯りは、どうぞ持ち帰ってください。
夜のなかに、道ははじめからあるわけではありません。歩く人が多くなれば、それが道になる——夜は、明けるのを待つものではなく、歩けるものだから。
📋 開催概要
🏮 あゆみ
2024年12月、まず12日間のプロローグ(プレ開催)を行いました。町家や蔵に灯りをともし、この芸術祭の原型をまちの方々とかたちにした時間です。(→ プロローグ閉会と御礼)
そして2026年、第1回の本開催を迎えます。
🌱 作品は、滞在から生まれます
長夜の芸術祭の作品づくりは、アーティストが長浜に滞在するところから始まります。まちに寝起きし、人と出会い、土地を調べた時間が、そのまま作品の土壌になります。滞在制作の拠点となるアーティスト・イン・レジデンスは、通年で募集しています。
主催:長夜の芸術祭実行委員会/事務局:合同会社ひといき(滋賀県長浜市)